人生という日常の合間に見つけた平凡な感動や、過ぎ去る時間のぼんやり思惑。 人生紀行

 
制作中の椅子
No.107 紡いだ光の色は(1) 2007.10.17

 旅人彩図でも告知していたグループ展「光を紡ぐ」が終了し、残務や家の片付け等が終わってようやく落ち着いてきた。(急な仕事も途中あったが)
 このグループ展で私が出品したものは木工家具と積木玩具だ(参照:展示会特設サイト)。初めに“工芸関係”での出品という話で誘われていたので、参加を了承した時には作るものは大体決まっていた。
 ‥とは言え、最初は参加自体を断ったんですよ。
 話の当初、残された時間は3ヶ月。展示して観てもらう物を作るとなれば、作り置きしてある木工の物がない自分には制作と準備に丸々3ヶ月の時間を費やすことになるのは分かってたから。
 徐々に進めていた絵に関することを、また先延ばしにするのは嫌だった。
 そのグループ展参加を紹介をしてくれた友人は「簡単なもので、そんなに力まないものでOKだから!」と私を説得をしたが、展示会として観に来てもらう為に人を呼んでおいて、適当な展示物を並べてで済ませるわけにはいかない。
 結局、友人の説得に押される気持ち半分と自分から挑戦するつもり半分で、参加することになったが案の定、それ以後は木工制作と展示会関連仕事に費やし、一切絵の事はやれなかった(やらなかった)ので、自分の想像に外れは無かったわけだ。
 要領が悪いというか、一つのことにしか気持ちを注げない性質というか‥。出品物を制作するだけでもギリギリ間にあったという感じで、もっと数を減らしたり全般において手を抜くような「ま、いっか」で済ませる等すればいいものを、立ち回り(?)の悪さは相変わらずだなぁ‥と、この制作期間を振り返って思う。
 
紡いだ光の色は(2)へつづく 
 

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