人生という日常の合間に見つけた平凡な感動や、過ぎ去る時間のぼんやり思惑。 人生紀行

 
ベーコン石
No.96 新たな気持ちで 2007. 1.18

 2007年が始まりました。
 既に一月も半分過ぎたら、新年なんて感覚も薄れていることでしょうが、新しい気持ちを既に失っているとしたら考えもの‥、いや考え込んだりせずにスッキリと白紙な気分にした方がいい。
 
 うん、うん。自分で言いながら、これは正に自分自身へのアドバイスだ。ずっと一人で沈み込んで底辺まで(また)来たわけだから、すぐ下にある“底”を力いっぱい蹴って勢いよく浮力を得る絶好の、類稀なる劇的チャンスなのだ!
 ‥と、スッキリ明るい展望(?)の2007年の滑り出しです。
 ま、ま、愚痴や不安や弱音など言い出せばキリが無いくらいの焦りを、「正月テレビ」と同様にバカになって忘れるのが“得策”と思える余裕が、昨年との違い(成長?)と言えます。(⇒1年前の人生紀行
 
 一年の始まりということで、遅ればせながらも世間並みに今年の目標をこっそり掲げてみた。
 「個展開催と収入増加」
 頭に浮かんだ目標は、ここ数年変わり映えしない内容であることはバカになって忘れておくが、目標として何か考えたときに明らかな“目標”とは別に“願望”くらいのものも同時に頭に浮かんだ。(更に“欲望”や“祈り”も頭に浮かんだけれど、今回それは秘密)
 「満足できるいい絵を描けたり、いい物を作りたい」
 自画自賛と自己満足、そして他人からも評価を得られるものが一つでも生み出すことができたら嬉しい。昨年の始まりに際して「新たな美しさを発見したい」という望みは幾つか見つけることができたように思う。そのほとんどは絵を描いたりものを作ったりする中に見出してきたので、今年はそこから発展して「いい物を作りたい」という気持ちなのだ。
 一年という時間にそうそう多くのアイデアを結実させることはできないし、その中で自分が満足し他人の評価を集められるものとなれば、どれほどの確率になるだろう?それは生きている間に一つ完成できるかどうかさえ疑わしい数字かもしれない‥。

 〔今一度まっさらで真摯な気持ちで取り組まなければ。〕
 既に幾つかのプロジェクトが始まっているが、目先の収入に見合わなくとも誰かの期待や応援が無くとも、一つ一つおろそかにしないでやり遂げたい。不安・自信・過去・未来‥色々な思いを全て中庸に戻して、少しずつでも目前のできることを進めたい。
 
 よーし、やるぞ!千里の道も一歩からだ。(←まだ千里も残ってるのか?!)
 
 
 

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