木に実っている時は果肉に覆われており、緑〜赤へと熟していきます。その果肉の中に2つ向かい合わせるように入っている半球型の種が「コーヒー豆」です。(焙煎前の生豆は白っぽい薄緑色)
ちなみにコーヒー豆を使わずとも「火で焦がした何かをお湯に浸け、湯に苦味を移す」ということで似た味の飲み物がつくれます。パン・大豆・麦・タンポポ根‥etc、代用コーヒーといいます。あのコーヒーの苦味は「豆を焦がした(焙煎した)味」で、そういう加工を経てあの黒褐色のコーヒー豆になっているわけです。
さて、そのコーヒー豆、色々な種類・銘柄・ブレンド・焙煎方法などがあるのは有名で、どの種類の豆をどれくらい焙煎した味が云々‥ということは未だあまり詳しくないのだが、近所のどこのお店の豆が美味しいかはちょっと詳しくなった。
「美味しいコーヒー豆を売る店では、コーヒー豆のいい香りが漂っていない。」
これは私がしばらくの間に獲得した自論だ。
逆を言えば「コーヒー豆の匂いがプンプンと漂う店は、その味を疑ってよい。」ということになる。
この論にたどり着くまでは、あたりに漂うコーヒー豆のいい香りに釣られて豆を買うのが常であった。あの香りが見えぬ広告であるし、実際それに私も惑わされ続けていたわけだが、実はそこに落とし穴があったのだ。
|